開発これまでを生かす
ことで、
新しいこれから
が見えてくる。

林田 千晶CHIAKI HAYASHIDA

営業開発本部 西日本営業開発部 西日本開発課長

CHIAKI HAYASHIDA林田 千晶

営業開発本部 西日本営業開発部 西日本開発課長

REASON入社理由

大学では栄養学を専攻しており、食品の開発を希望していました。
しかし、私が就職活動を行っていた頃は新卒から開発職への就職が難しく、販売促進担当として
前職の食品メーカーに入社しました。ただ、やはり開発への想いを諦めきれず、転職をすることに。
そして、開発職を募集していたイニシオフーズへ入社しました。
自社でだしを毎日ひいていることに食へのこだわりを強く感じましたし、
惣菜メーカーとして業界では名前が知られていたので、様々な経験ができそうだと思い入社を決めました。
念願が叶った開発の現場では、学生時代に学んだ調理学の知識などを生かせていると思います。

地域の食文化に合わせた味付け

九州工場を立ち上げるタイミングで九州開発課に異動しました。惣菜だけでなく、お弁当やおにぎり、お寿司など、定番商品に加えて、お客様のご要望に合わせた開発を行う毎日ですが、立ち上げ当時は味付けに難しさを感じていました。それは、九州の味として代表される甘い醤油とあごだしです。それらを商品に取り入れようとすると、他の素材とケンカをしてしまうことが多々ありました。しかし、工場内の九州出身者に味を確かめてもらうなど、みんなで試行錯誤した結果、工場稼働までに地元の方に好まれる味付けを作り上げることが出来ました。苦労することは多々ありましたが、お客様に喜んでいただける商品ができたことは大きなやりがいにつながりました。

発見があるから挑戦はおもしろい

九州工場は2019年に新設され、名古屋に続き2例目の米飯を扱う工場です。立ち上げ時は米飯の知識も少なく、先述したように全商品の設計を一から見直し、九州の味付けにしなければなりませんでした。しかしながら、取り組む度に新しい発見があったことは楽しく感じられましたね。知識やノウハウが増えるということは、それだけ自分が成長しているということでもありますから。そして、工場で働く地元のパートさんに、社内販売で私たちがつくった商品を食べていただくことがあるのですが、そこでいただくリアルな「おいしい」はとても励みになっています。苦労した分、地元の方に認められたという嬉しさは大きいです。

惣菜メーカーとしての可能性を追う

先日、全工場を通してはじめてとなるピザの製造を開始しました。これまでピザは、スーパーの調理場でつくることが一般的だったのですが、人材不足で難しくなってきたという背景があります。でも、人気の高い商品なので置いておきたい…。そんなお客様の想いにお応えしました。ピザは惣菜メーカーの領域ではないという固定観念もあったのですが、鶏肉や魚を焼く機械を使えばできるのではというアイデアからスタートし、お客様や機械メーカーさんの協力を得ながら発売することができました。この事例で学べたのは、既存の発想にとらわれず、柔軟な思考で挑戦する大切さ。これからも、そんな気持ちで様々なことに取り組んでいきたいと思います。