商品を知るイニシオフーズの社員が選ぶ
「おすすめの一品」をご紹介します。

おすすめの一品 01 高野豆腐

当社伝統のこだわりの混合だしがおいしさの秘密です! 井上 賢一

井上 賢一KENICHI INOUE

営業開発本部 西日本営業開発部 部長代理 兼
西日本営業開発部 西日本営業課長

PROFILE

2007年入社。営業職として、関西エリアの大手スーパーを担当。様々なお客様の声を聞いてきた経験から、イニシオフーズを代表する商品である、高野豆腐の開発に携わった。高タンパクで適度な糖分を含んだ高野豆腐は、筋トレ前後の栄養補給に最適だと語る。

高野豆腐がオススメな理由!

高野豆腐は関西で非常に人気が高く、当社の商品は混合だしを使って調理していることが大きな特徴です。このだしは、30年ほど前からイニシオフーズで使われている伝統的なもので、並々ならぬこだわりが込められています。それぞれの素材がお互いを引き立て合う黄金比で混合されており、うま味、甘みなど、しっかりとした味わいを楽しめるものです。このだしを使って、新たにおいしい高野豆腐をつくる。そうしたプロジェクトに携わったことで、自分自身にとって思い出の商品となりました。私がこだわったのはメインの豆腐。だしに負けないくらいの豆腐に対する思い入れを知っていただければと、オススメの商品に選びました。

高野豆腐

和惣菜を超えた味わいを実現!

どんな豆腐なら、もっとおいしくなるか。その答えを探すため、マーケティング、開発、営業の私でチームを組み、日本全国から高野豆腐を取り寄せて、食べ比べを行いました。まずは、だしの味がうまく入っているかどうかがポイントとなります。また当社の場合は、乾燥した高野豆腐を戻す工程に「蒸し」を採用しているので、この製法に合うかどうかも大切です。開発の現場ではよく試食を行うのですが、この時は本当によく食べました。試食がある日は夕飯がいらないくらいでしたね(笑)。その甲斐もあって「これだ!」と思える高野豆腐に出会うことができました。しっかりとだしが染み込み、箸がすーっと通る。舌触りもなめらか。申し分ありません。ただ、私たちはお客様にご提案する際に、味や食感だけでなく、原料にもこだわっていることを伝えたいと思っていました。そこで、その高野豆腐をつくるメーカーさんの工場へ見学に行くことにしたのです。実際に製造されている現場を見ましたが、「この豆腐で決まり!」とすぐに思えるくらい、原料にこだわり、丁寧につくられていました。そんな豆腐と自慢のだしでつくられたイニシオフーズの高野豆腐は、和惣菜を超え、和スイーツと思えるほどの仕上がりです。見かけた時は、ぜひ食べてみてくださいね。

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おすすめの一品 02 ポテトサラダ

素材・調味料・調理法にこだわり完成した「昔ながら」の味! 脇山 知雅

脇山 知雅CHIKA WAKIYAMA

営業開発本部 西日本営業開発部 九州開発課

PROFILE

2019年入社。栄養士の免許を持ち、食品会社での開発、病院での調理の仕事を経験するも、食品の開発に携わりたいという思いで入社。惣菜・サラダの商品開発を主に担当し、定番商品であるポテトサラダのコンセプト設計から携わる。

ポテトサラダがオススメな理由!

ポテトサラダは、惣菜の中でも定番中の定番商品です。そのため、万人受けする味付けにしなければなりません。お客様とコンセプト決めから始め、「昔ながら」をコンセプトとし、付加価値をつけていくことになりました。どんな具材がいいのかを考え直し、九州で販売する商品でしたから地域特有の味付けも研究していきました。素材の品種にこだわり、調味料にこだわり、調理法にこだわり、何度も試作を繰り返して、企画開始から店頭に並ぶまで約8ヵ月。ようやく辿り着いた理想のポテトサラダです。とても思い出深い商品となったのでご紹介します。

ポテトサラダ

ただひたむきに理想の味を目指して!

まず、「昔ながら」というコンセプトに沿わせるために、昔はどんな味付けで、どのような具材を使っていたのか、社内の昭和生まれの方を中心とした調査を行い、さらに他社のポテトサラダを買い集めて食べ比べをしました。味付けに関しては、コクのある甘み、濃いめの味がよいという調査結果でしたので、一般の方に馴染みのあるメーカーさんのマヨネーズにもう一種類のマヨネーズをブレンドしてコクを増し、砂糖、塩、こしょうのみで味付けにしました。具材に関して出た答えは、じゃが芋、人参、胡瓜、たまごというシンプルなものでした。じゃが芋は、ごろっとした食感にしたいというお客様からの要望があったので、品種に加えて、調理器具の使い方や蒸し時間までもこだわっています。そうした中で、大変だったのは試食品をつくることでした。じゃが芋を蒸して、潰して、冷やしてという一連の工程を自分で行い、でき上がったものを開発課のみんなで試食する。そして、それをお客様にテーブルサンプルとして試食していただき、伺った意見を持ち帰ってまた試食品をつくる。数十回とそういったやり取りを行っていきました。そして、ようやく誰もが納得できる「昔ながら」のポテトサラダが完成し、無事に商品として出荷できた日の達成感は忘れることができません。しかし、ここがゴールではないのが惣菜の面白いところ。より多くの方に手に取っていただくためには、さらなる改良が必要だと思っています。私のポテトサラダストーリーはまだまだ続いていくのです。

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おすすめの一品 03 ごった煮

天然一番だしを一番楽しめる当社の大人気商品です! 山本 竜司

山本 竜司RYUJI YAMAMOTO

営業開発本部 東日本営業開発部 東日本開発課 課長代理

PROFILE

2011年入社。入社後は横浜工場に配属。その後、営業課での経験を経て開発課に異動した。様々な部署で惣菜を多角的に学び、イニシオフーズの売れ筋商品である、ごった煮のリニューアルに挑んだ。

ごった煮がオススメな理由!

ごった煮とは、野菜を中心とした色々な具材を煮物にしたものです。当社では現在11種類の具材を使い、具材それぞれにあった味付けや調理方法で丁寧につくっています。そして、味の要になるのが天然一番だしですね。工場で毎日ひいている新鮮さがポイントで、うま味と風味のバランスがいいだしです。このだしとたっぷりの具材を使ったごった煮は、味がしっかりと染み込み、見た目も鮮やか。思わず手に取りたくなるような商品となっています。当社の大人気商品のためリニューアルには苦労しましたが、自慢の天然一番だしを一番楽しんでいただける商品として、よりおいしいものになったと思います。

ごった煮

見た目でおいしさを伝える!

ごった煮は当社で一番の売れ筋商品です。数年前に、2年ほど同じものを販売し続けていたためにリニューアルが検討されました。まず、考えたのは、具材の量です。この商品をご購入されるのは高齢のご夫婦が多かったため、お二人で分けて召し上がることを想定してほとんどの具材を2個ずつ入れることにしました。また、彩りを増やして華やかにすることにもこだわりました。見た目を変えて新しくなったことを訴求し、手に取っていただきやすくしたことがポイントです。さらには、「天然一番だし+椎茸だし」だったものを、「天然一番だし」のみにするという変更も加えました。コストのこともあったのですが、弊社の自慢のだしをもっと楽しんでいただきたかったからです。そして、具材を大きくし個数を整えた分、コストの関係で既製品よりも重量が少なくなったのですが、味、見栄えも充分だと思えたので、ごった煮を一番売っていただいているバイヤーさんのもとへご提案に伺いました。ところが重量は前回と同等以上、容器はもっと彩りよく、だしは前回と同じく「天然一番だし+椎茸だし」にしてほしいとご要望をいただくことに。正直、コスト面では非常に苦労しました。特にこだわりたかった見た目を損なわずに、いかに具材を入れ込むかが大変でしたね。ですが周りの協力もあって、ご指摘いただいた箇所はなんとかすべてクリアし、承認をいただける運びとなりました。その後、商品の仕様書を作成し、当社の品質管理のチェックを受け、無事に販売へ。発売から1年半経った現在も安定して売れ続ける商品にすることができました。

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おすすめの一品 04 キンパ

新たな挑戦から生まれたボリューム満点の韓国風太巻き 永田 智秋

永田 智秋CHIAKI NAGATA

営業開発本部 東日本営業開発部 中日本開発課

PROFILE

2018年入社。前職では食品の品質管理に携わるも、開発をやりたいという一心でイニシオフーズへ転職。おにぎり、お弁当、おこわを中心とした米飯事業の開発を担当し、大人気商品であるキンパを世の中に送り出した。

キンパがオススメな理由!

スーパーで売られている太巻きは人気がありながらも、ここ数年そのラインナップはほとんど変わることがなく、マンネリ化が進んでいた商品でした。「何か一石を投じることができないか」というお客様からの依頼を受け、キンパの開発に取り組みました。キンパとは韓国風の太巻きのことで、具材がたっぷりと入り、韓国のりを使用していることが特徴です。当社がこれまでに培ってきた惣菜の技術と、新たにはじめた米飯の技術、それらを掛け合わせることで、ボリュームもコストも理想的なものに仕上げることができました。新たな挑戦から大人気商品となったキンパの開発ストーリーを知っていただきたいと思います。

キンパ

自分がいいと思った商品を超えていく!

キンパはあるスーパーでたまたま見つけたものでした。ボリュームも価格も十分に魅力があり、売り場で一番多く並べられていたため人気があることも分かりました。ただ、当社ならもっといいものがつくれると思ったんです。そこで、早速開発に取りかかりました。まずポイントとしたのは、具材率の高さです。牛カルビ、各種ナムル、たまご芯、たくあん芯など、7種類の具材を入れることに。これは惣菜メーカーならではのノウハウで、コストメリットを出すことができます。ただ、具材が多過ぎたために機械でスムーズに製造できず、機械メーカーさん立ち合いのもと、何度も試行錯誤し工場とのラインテストをしました。また、韓国風と謳うからには、韓国のりの風味が必要です。ところが、太巻きに使える大きな韓国のりを製造している会社がなかったんですね。仕方なく普通の韓国のりを使用したのですが、それだと1分間に2本しか製造できず…。製造効率を考えると一般的なのりを使うほうがいいのですが、そこは韓国風であることにこだわりたかったので押し通しました。そうしたこだわりの甲斐もあり、お客様から初回でOKをいただけたのは嬉しかったですね。そして、よく売れるものですから、韓国のりも特注のものを仕入れられるようになり、キンパ用の機械も2台設置することになりました。強い意志を貫くことで、本当においしいものができ上がる。そんな学びができた経験です。そしてキンパは、いま名古屋工場の寿司カテゴリーで最も売れ、東海の多くの店舗で販売いただける商品となっています。

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