小林 忠弘TADAHIRO KOBAYASHI
生産本部 中食生産部 熊谷工場 生産課長
TADAHIRO KOBAYASHI小林 忠弘
生産本部 中食生産部 熊谷工場 生産課長
イニシオフーズへの入社のきっかけは、おせちの短期アルバイトでした。
単純な興味からの応募でしたが、それぞれが各工程で役割を持ち、
協力しながら一つの商品をつくることが、とても楽しかったことを覚えています。
そして、短期での契約を終えた後、新商品を展開するということで工場から連絡をもらい、
二つ返事で再度アルバイトへ。仕事が楽しかったことはもちろんですが、
「時代への適合」という日清製粉グループの社是に対して、新しいことにチャレンジして成長していける
会社であることも感じ、パート、契約社員、社員へとステップアップしました。
当社の工場における生産課は、製造工程と包装工程に分かれており、私は製造工程・包装工程の統括を担当しています。実際の調理、包装、物流業者の引き渡しまで計画通りに製造を行うことがミッションです。業務は多岐にわたりますが、工場の製造能力を保持するためには、何よりも人材の調整が必要となります。熊谷工場の生産課では約200名の方が働かれており、主婦の方が多く、お子さんが熱を出したりなどで急遽お休みされることも少なくありません。また、特売や新規商品の販売で、急に製造量が増えることも多いです。そうした突発的なことも想定し、全員で協力しながら生産計画通りに製造する。日々、達成感を味わえる仕事です。
アレルゲンを残さないための調理器具の洗浄作業、野菜のボイルや下処理、調理前の食材の事前準備、実際の調理など、製造工程に関わる仕事はすべてといってもいいほど、経験をしてきました。また、包装工程でも、値付け、蓋締め、盛り付け、トッピングなどを経験しています。そうしたこれまでの積み重ねこそが私の財産です。品質に対する知識も増えましたし、トラブルがあった際に原因をすぐに特定できるようになりました。経験と知識は決して衰えることはありません。どんな仕事にもチャレンジできる環境を生かし、さらなる成長をしていきたいと思います。
私たちが製造する惣菜は日配商品ですから、受注数量が読み切れない難しさがあります。予測よりも少なくなったり、思ったより好評で予測以上の受注をいただいたりするため、その都度現場で調整をしなければなりません。そうした、予測と実数量の乖離を減らすため、毎日の生産状況をデータ化するシステムが導入されています。どのラインで、どの商品を何分で、何人でつくれたかといったものです。今後は、そのデータをよりうまく活用しながら、課題を見つけて全員で共有し、さらなる改善をしていきたいと思います。そして、安定したおいしさをお届けし、お客様からお喜びの声をいただければ、それに勝る嬉しさはありません。